みなさんフィンガーペイントって聞いたことがありますか。
聞いたことがない方が多いと思いますが、フィンガーペイントとは、手や指に直接絵の具をつけて自由に絵を描く技法のことを言います。小さなお子様から出来きるため、どの年齢の方でも絵を描く楽しさを味わえます。
フィンガーペイントは、直接 手や指を使うことで五感が刺激され、健やかな発達を促進してくれたり、思いのままに自由に描いたり、色が混ざっていく面白さを感じるで、創造力も育まれたりします。
そして、デジタルで行うことで、絵の具の汚れを気にせずに気軽にできることも魅力の一つですね。
服や部屋が絵の具まみれになったらもう大変ですから。
また、使用するお絵描きアプリは、Adobe Frescoと言いますが、このアプリは、AIを使い、色の混ざり具合やにじみをまるで本物の絵の具のように再現することができます。
もちろん無料で使えるので、ぜひ、手軽に始めれるデジタルのフィンガーペイントでみんなで楽しく創作に取り組めると良いですね。
それでは早速始めてみましょう!
〈用意するもの〉
iPad (Windowsタブレット可)
Adobe Fresco QRコードを読み込んでインストールしよう。Adobe Frescoを詳しくみる
初めにアップルストアから事前にアプリをダウンロードして、Adobeのユーザー登録をしてください。
どうぶつの写真
最初にお絵描きアプリ「Adobe Fresco」を起動します。画面が立ち上がったら、描いていく紙の大きさを決めます。画面左下の新規作成ボタンを押すと紙のサイズが選べます。
どのサイズでも良いのですが、今回は真四角の紙にしてみましょう。
紙の全体の大きさがわかりにくいので、二本指を画面の上にのせて指の間をせばめたり広げたりしてみてください。画面全体が小さくなったり大きくなったりします。こうして自分の描きやすいサイズで描くことができます。
つぎにペンツールを使います。左うえに絵筆の形をしたツールがあります。
一番上のツールをタッチしてください。そうすると画材がたくさん出てきます。好きな画材を選んで大丈夫ですが、今回はスケッチの中のペンを選びます。横の長い四角の項目で色や太さを調整します。数字のところをタップすると太さを変えるゲージが出てきます。
上にすると太くなって下にすると細くなります。ちょうどいいところを選んで画面に丸を描いてみてください。
耳を描きたします。形が気に入らなかったら画面上にある やじるしを押してみてください。左が戻るボタン、右が進むボタンでひとつ戻ってやり直しができます。
つぎに色を変えます。黒い丸をタップするとカラーパレットが表示されます。
外丸の部分で色味を変えて、中の四角で濃さを変えます。画材を変えてひげも描いてみましょう。
次に色をぬります。
ひとつ下の絵筆のツールを選びます。水彩や油絵など絵の具を使うことができます。
そのまま塗るとせんもにじんでしまいます。
そこでデジタルならではのレイヤーを使います。
レイヤーとは絵の上に透明な紙を追加して色をぬっていく機能です。
画面右にある小さな四角がレイヤーです。今は白い紙のベースの上に透明な紙があって猫の絵があります。
これに色をぬるためのレイヤーを追加してみます。プラスボタンを押してください。レイヤーが増えました。
このレイヤーに水彩画で色を塗っていきます。線のレイヤーの上に色のレイヤーがあるので線が見えません。そこでレイヤーの順番を変えます。色をぬったレイヤーをつかんで線のレイヤーの下に持っていってください。そうすると猫の線が出てきます。
最後にはみ出た色を消しゴムツールで消してみましょう!
ここまでが基本操作です。
さぁいよいよどうぶつを描いていきましょう。紙を新しくして描き始めます。
どうぶつのとくちょうを知るために写真を見ながらスケッチしていきます。色はあまり使わずにまちがえても大丈夫です。消さずに描いていきましょう!
次に指で、色々なブラシを使って思うままに描いてみてください。色は、どうぶつの色は気にせずあなたの好みで大丈夫です。タッチの重なりや色の混ざり具合を楽しみながら好きなように伸び伸び自由に描いていきましょう! そのうち時間を忘れて夢中になりますよ。
レイヤーも使いながら、工夫して描いてみましょう!
ライオン
うさぎ
ぞう
ライオン
フィンガーペインティングは、あなたの創造力と想像力を解き放つ、楽しくて表現力豊かな技法です。指と絵の具だけで、想像できるものなら何でも作ることができます!フィンガーペインティングの最も優れた点は、プレッシャーの少ないアクティビティであることです。ブラシやキャンバスなどの素材を必要とする従来の絵画技法とは異なり、フィンガーペインティングはどんな表現でも描くことができ、失敗を心配する必要もありません。指先が動くままに能動的に描くことが大切です。