スクラッチ(けずり)アートとは、黒い画面の表面を先の尖ったもので削って作成する絵です。クレヨンやパステルでカラフルな色を塗り、その上から黒く塗つぶし、けずっていくと下のきれいな色が出てくるアートです。けずる作業が集中力を高めたり癒しの効果があることから人気のあるアートです。今回は、スクラッチ(削る)をお絵描きアプリAdobe Frescoでデジタルで表現します。iPadを使ったデジタルスクラッチアートは、手が汚れない上に、間違えてもやり直しができるので気軽にできます。
〈用意するもの〉
iPad (Windowsタブレット可)
iPad用ペン(無い場合は指でも描けます)
Adobe Fresco QRコードを読み込んでインストールしよう。
アナログのスクラッチアートを同じように下絵の色を塗るところから始めます。Adobe Frescoには水彩やクレヨン、えんぴつ、絵の具などさまざまな画材の表現ができます。試しに色々な画材で色をぬってみましょう。水彩を選ぶと色と色が混ざり合います。クレヨンやえんぴつは、くっきりとした色がぬれます。
カラフルに色がぬれたら、次はレイヤーを追加してみよう。レイヤーは、透明のフイルムのように上から重ねれる機能です。新規レイヤーを選びレイヤーが追加されたら、黒色に塗りつぶします。バケツアイコンを選び画面をタッチするとベクトル
黒くぬりつぶしたレイヤーを消しゴムツールでけずっていきます。消しゴムで消した部分から下絵のカラフルな色が見えます。消しゴムツールの太さを変えて描いてみましょう。また、シェイプツールもあるので、スタンプ感覚で型抜きもできます。夢中になって描き込んでいくとだんだんと仕上がってきます。