iPadで手軽に始められるデジタルアート。無料でお絵描きが楽しめる高機能アプリ「Adobe Fresco(アドビ フレスコ)」の使い方解説シリーズ、第6弾をお届けします!
今回は、ちょっとユニークな「ゆびさきブラシツール」をご紹介します。「どうやって使うの?」と最初は戸惑うかもしれませんが、使い方を覚えると表現の幅がぐっと広がる、とても面白いツールですよ!
このAdobe Frescoは、無料版と有料版がありますが、最近無料版が大幅アップデートされて無料版で良くない?っていうぐらい充実したアプリになっていますので、はじめてデジタルアートをしてみたい方にはおすすめのアプリになっています。
〈用意するもの〉
iPad (Windowsタブレット可)
iPad用ペン(無い場合は指でも描けます)
Adobe Fresco QRコードを読み込んでインストールしよう。
名前の通り、キャンバスに塗った色を「指でこすって伸ばす」ような表現ができるツールです。
どこにあるの?:画面左側のツールバーにあります。(指のマークが目印です)
どんな特徴?:すでに塗ってある色を、粘土のようにぐにぐにと伸ばしたり、色と色をなじませたりすることができます。
まずは、ゆびさきブラシの面白さを体験してみましょう。
色をなじませる:違う色を隣り合わせに塗り、その境界線をゆびさきブラシでこすってみてください。絵の具が混ざり合って、綺麗なグラデーションが生まれます。
強さを変える:画面下のスライダーで「強さ」を調整すると、色の混ざり具合が変わります。強めに設定して「マーブリング」のような模様を作ったり、ランダムに色を置いてぐちゃぐちゃに混ぜ合わせたりして、どんな模様ができるか遊んでみましょう!
ゆびさきブラシは、イラストの仕上げにも大活躍します。今回は、人物の顔に陰影(影)をつける方法をご紹介します。
ステップ①:ざっくりと影を塗る
まずは、鉛筆や木炭などのブラシを使って、顔の影になる部分をざっくりと塗ります。この時点では、線の跡が残っていても大丈夫です。
ステップ②:ゆびさきブラシで影をなじませる
ゆびさきブラシに持ち替え、先ほど塗った影をこすって肌の色となじませていきます。
コツ:最初は強さを弱めに設定して、優しくこするようにしましょう。木炭で描いたデッサンを、食パンでこすってなじませるようなイメージです。
これを繰り返すことで、手描きの温かみを残しながら、自然で滑らかな影を表現することができます。
ゆびさきブラシツールは、単体で絵を描くというよりは、「描いた絵にひと手間加える」ためのツールです。 直接色を塗るだけでは表現できない、滑らかな陰影や複雑な混色を作ることができるので、ぜひみなさんの作品作りにも取り入れてみてくださいね!